関節に関する豆知識

軟骨の組成成分は、軟骨の基礎土台にあたるコラーゲン繊維12%が網目のように張り巡らされ、その網目の隙間を埋めるようにグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸2%が存在し強度と弾力とを保っています。この僅か2パーセントの成分がスポンジのような性質により残りの約80%の水分を繋ぎ止めているのです。そのお蔭で関節部位の水分(滑液)が保たれています。その他の成分、糖質、脂質、蛋白質で6%占められています。

UC・II(非変性II型コラーゲン)

人間や動物に存在するタンパク質で、皮膚や筋肉、骨など体の構成要素の一部です。体の新陳代謝に一番重要な栄養素です。
UC・IIは、鶏胸軟骨から抽出した天然II型コラーゲン(世界唯一の変性していない純粋な天然コラーゲン)で形成されており、食品成分として利用することができるのはUC・IIのみです。

コンドロイチン

成長期には体内で十分に生産されますが、加齢とともに体内での産生能が低下し、円滑性やみずみずしさを失う原因になります。サプリメントとして補給するのが効率的とされています。

N-アセチルグルコサミン

もともと体内で作られる成分で軟骨やじん帯、関節接合組織などに広く分布していますが、年齢とともに代謝が追いつかなくなり、各所にさまざまな問題が起こります。現在では、カニの甲羅から作られるアミノ酸の一種を利用した成分が一般的で、サプリメントによく配合されています。

ボスウェリアセラータ

ボスウェリア属の木は種類により微妙に香りや成分が異なりますが、いずれもフランキンセンスFrankincense(現地名オリバナム Olibanum)(和名、乳香)と呼ばれる樹脂(fragrant oleo-gum-resins)を産出します。
フランキンセンスは木の幹を傷つけて得られる乳液状の液体が硬化した樹脂です。この種の樹脂は、植物が菌に対する防衛作用や自浄作用のために産出するものです。

この樹脂を香呂で焚いたアロマは伝統的に、中近東やインドの寺院などの祭壇、公共施設、レストランなどで、儀式や除虫、除菌に広く利用されています。また蒸留抽出によって得られたピネンpineneを主成分とする精油は化粧品、アロマテラピーに利用します。

キャツクロー

キャッツクロー(スペイン語名ウニャ・デ・ガト)とは、アマゾン熱帯雨林と中南米の熱帯地域原産で、ウンカリナ属の木本性大型蔓植物です。その名前は、蔓全体にわたり見られる、猫の爪(キャツクロー)にも似たフックの様なトゲに由来しています。
6種類のアルカロイドが含まれています。アルカロイドには「関節の炎症を抑え」、健康向上に役立つ働きがあります。



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